医療保険には様々な種類があります。
多くの保険を比べていく際のポイントをご紹介します。
(1)保険期間
医療保険には、「更新型」と「終身型」があります。
「更新型」…10年更新が多い。
保険料は安いが、10年後に更新すると保険料が上がる。
70歳時点で、その後の保険料を一括支払いすることで
終身保障を得ることが出来るタイプもある。
年齢が早いうちに入った方が安い。
「終身型」…一生涯保険料は変わらない。
その分保険料は高い。
また、XX歳までに将来の保険料まで払込するタイプと、
一生涯払い続けるタイプがある。
年齢が早いうちに入った方が安い。
選び方はそれぞれですが、更新型の保険料は、10年先のものはわかっても、
更にその次の更新時の保険料がわからないことが多いです。
また、更新時の金額が跳ね上がったように感じることも多いでしょう。
終身型は、保険料が一定で変わらないので、家計に組み込みやすく
将来の見通しが立てやすいものになります。
また、定年後の保険料の支払いが大変だと予想される場合、
定年までに全額払い込んでしまうことが可能ですが、その分保険料は上がります。
どちらに加入するにせよ、最も病気になりやすくお金がかかる時期は
老後になりますので、老後を見越した保険加入が必要です。
(2)入院給付金(支払い開始日)
入院した際に、一日当たりXX円といった金額が保険から支払われます。
日帰り入院から保障している場合もあれば、入院5日目から
給付金が支払われる場合もあります。
日帰り入院から保障されている保険の方が保険料は高額になります。
逆に1?4日間の入院費用については貯金でカバー出来るという場合、
5日目から支払いという形の保険に加入すれば、保険料は安くなります。
(3)入院給付金(日額)
入院1日ごとに保険から支払われる金額を設定できます。
日額3000円、5000円、7000円、10000円など、保険会社に相談すれば、
給付金額を選ぶことが出来ます。
モデルケースとしては、5000円?10000円が一般的のようです。
入院すると、その間の収入が下がったり、
病院内の食費や個室を選んだときの差額ベッド代が掛かります。
低すぎても折角保険に入っている意味がありませんし、
高すぎても毎月の保険料が負担になりますので、
この支出をカバーできる程度の金額を想定してみてはいかがでしょうか?