医療保険、がん保険加入時に考えるべきことは、
どの程度の保障が必要なのかです。
まず、病気や怪我になったときに、
どの程度お金が必要なのかを考えなければなりません。
怪我で入院したら、「保険金が下りてもうかった」などという話もありますが、
これは元々掛けていた保険が大きすぎて、毎月余分に保険料を支払っていた
可能性があるのです。
まず、以下の点を把握しましょう。
(1)社会健康保険・国民健康保険に加入している場合、
「高額療養費制度」を利用できます
病院などで支払いする医療費については、
一ヶ月ごとに支払限度額が定められています。
例えば、保険の効く治療に100万円掛かった場合、
その全額を負担する必要はありません。
自己負担額に上限があります。
負担額は、年齢や年収によって変わってきますので、詳しく知りたい場合は
社会保険庁のWEBサイトで確認してみましょう。
また、入院時の食事や個室の使用料、保険の効かない先進医療などは
計算の対象にならないので注意してください。
自己負担額には月ごと上限があるため、預貯金でこの金額を補える場合は、
保険は「入院時の食事や個室の使用料、保険の効かない先進医療」等に
かかる費用を補うことを目的に加入すればいいでしょう。
(2)課税されている場合、医療費控除があります
一年間に一定以上の医療費がかかった場合、
確定申告すれば課税所得からその分が控除されます。
申請を忘れないように気をつけてください。
(3)健康保険組合によっては、傷病手当があります
長期間の入院の場合、会社の健康保険組合から傷病手当が出ることがあります。
これは人それぞれになりますので、社内規定を確認してみましょう。
もし十分な傷病手当があるのなら、
医療保険の保障内容をある程度軽くすることが出来ます。