民営保険には以下の三つの分類があります。
第1分野…加入者の生死に関して保険金が支払われる生命保険
(終身保険、定期保険、養老保険など)
第2分野…偶然の事故による損害に関して保険金が支払われる損害保険
(火災保険、自動車保険など)
第3分野…生命保険と損害保険の中間に位置する保険
(医療保険、がん保険、介護保険、傷害保険など)
それぞれの保険は、必ずしも独立していません。
例えば、生命保険に特約として医療保障、がんの保障を付けることができたり、
医療保険の中にも死亡時に保険金が支払われるものがあります。
保険各社ごと、様々な保険がありますが、
今回は医療保険、がん保険の加入について考えてみましょう。
医療保険、がん保険は第3分野の保険にあたります。
病院で診察を受けた際に発生した医療費について、
契約に応じた一定の金額が給付される仕組みです。
医療保険に加入している場合、がんでの治療も給付の対象になります。
逆に、がん保険に加入している場合、特約等付けていない限り
がん以外の病気・怪我は給付の対象になりません。
一般的には、医療保険に加入した上で、更に手厚い保証を考えて
がん保険に加入していることが多いのではないでしょうか。
ただ、保険会社が多数ある上に、保険会社の中でも
様々な医療保険、がん保険があります。
どれに入ったらいいのかわからないと迷ってしまうことは多いでしょう。
そんなとき保険会社の方からお勧めされるプランがあっても、
「内容がよくわからないけれど、お勧めされるのだから良いプランなのだろう」と
そのまま加入せず、本当に必要な保障が確保されているのかを
確認することが必要です。
保障が足りなければ、万が一の時の保険という役割を果たせていませんし、
保障が多すぎれば無駄に保険料を払うことになるからです。
まずは、自分と家族に必要な保障を考えてみましょう。